ドイツの働き方が知りたい!労働時間や環境のまとめと経験者にインタビューしてみた

ドイツ 働き方

ドイツの労働時間ってどうなってるの?

将来は海外で働きたい

働き方改革が昔よりも進んだとはいえ、毎日、長時間労働をしていると、「何のために人生生きているのか」ふとわからないなと感じることもあるかもしれません。

過労死が「Karoshi」とそのまま英語表記でも書かれてしまい、世界でその意味が通じるほど、日本人は長時間労働で有名なのです。

 

この記事では、世界のGDP(国内総生産)ランキングで日本の1つ下4位にランクインしながらも、年間労働時間が短くて労働環境が整っていると言われるドイツの働き方に注目します。

最後まで読めば、ドイツの労働環境について知って、今の自分の働き方を見直すきっかけになるでしょう!

1. ドイツの労働時間は世界でもかなり短い

世界 労働時間

(出典:https://toyokeizai.net/articles/-/273436)

この記事にたどり着いたあなたは、ドイツの労働時間は比較的短いと知っていたかもしれません。

しかし、データとして実際の平均労働時間で見たときに、年間350時間という数字はかなりインパクトがありませんか?

1日8時間勤務として考えると、ドイツは何と44日分も日本より労働時間が短いということになります。

 

ドイツには、労働時間に関する法律(Arbeitszeitgesetz)があり、日本よりも細かく規定されています。

ドイツの労働に関する規定の一部
  • 1日の労働時間は8時間を超えないこと
  • 小売店の営業時間は平日(6~20時)、日曜日は基本的に営業禁止
  • 年次有給休暇は24日以上

(出典:厚生労働省 調査

法律の文面上だけでなく、労働安全局(日本の労働基準監督署)が立ち入り検査を行い、巨額な罰金や経営者への刑罰をもって、管理されています。

 

2. ドイツの労働環境は完全実力主義とは限らない

ドイツ 労働 環境

海外は労働環境が良くても実力主義で

すぐクビにされてしまいそう…

日本の外資系企業でも、成果主義・実力主義という印象が強くて、働くときに不安を感じる人がいると思います。

 

しかし、外資系企業といっても日本でもアメリカとヨーロッパでは雰囲気が異なり、ヨーロッパの方がまったり気質で日本企業に近い社風の会社が多いです。

特にドイツ系企業の労働環境は成果だけでなく、「仕事上のプロセスや人材育成も重視」する傾向が強く、日本人も働きやすいと言われています。

 

日本のドイツ系企業では、日本の法律やビジネスの都合で、ドイツでは取れる長期休暇など労働環境が十分とは言えない場合も多いですが、ドイツでは、社会全体として労働環境の良さと成果主義とのバランスがうまく保たれています。

 

「社会的市場経済(Soziale Marktwirtschaft)」という原則

競争と平等を同時に実現するために、政府が労働者と雇用者との間を管理するという考え方で社会が構成されている

 

ドイツの働き方や労働環境についてもっと詳しく知りたいという人は、熊谷徹さん(元・NHKジャーナリストでドイツのミュンヘン在住)の本がおすすめです。

ヨーロッパの美談ではなく、リアルなドイツ事情を知れます◎

3. ドイツで働ける?どんな労働ビザが必要なのか

ドイツ 労働 ビザ

すぐという訳にはいかないけど、

ドイツで働くことも考えてみようかな…

ドイツの働き方をうらやましいなと感じても、海外で働きたいと思った時に立ちはばかるのが、ビザの問題です。

 

ドイツはアメリカほど厳しくはないにしても、日本人が働くためにはもちろんビザが必要です。

ドイツの労働に関するビザは、一般的に以下の3つです。

  • ワーキングホリデービザ(30歳以下・1年以内)
  • 労働許可付きビザ(期限あり)
  • 労働許可付きビザ(期限なし)

ワーホリビザだけ労働契約書が必要ないので、雇ってくれる会社がなくても申請可能です。

労働許可付きビザは会社からの労働契約書が必要で、期限なしの労働許可付きビザを得るためには、さらにドイツ語の試験に合格する必要があります。

 

 

日本国籍を持つ場合は入国後に就労ビザを申請して滞在許可を得ることもできます◎

日本、韓国、オーストラリア、カナダ、イスラエル、ニュージーランド、スイス、米国、EU加盟国の国籍を有する人は、ビザ無しでドイツに入国した後 に、就労目的の滞在許可を申請することができます。

(出典:ドイツ大使館

ビザなしの短期滞在として認められている90日間の間に仕事を探して、就労ビザの申請を終えるということも不可能ではなく、専門分野での仕事経験があれば、仕事を得るチャンスはあります。

4. 労働時間や残業に疑問をもってドイツで働いてみたKさんに5つの質問

Kさん

こんにちは、Kです。日本で3年間Webデザイナーをやっていて、労働環境に不満を感じていました。

 

月60時間の残業にも限界を感じていたので、1度きりの人生だから挑戦してみることにしました。

 

ワーホリビザでドイツに来て、今はベルリンでIT系の会社でWebデザイナーをしています。

 

海外で働く時にどんなスキルが必要だと感じた?

Kさん

一般的な答えですが、「専門的な技術を証明できること」ですね。

 

ドイツはマイスター制度など、職人に対する尊敬と報酬が手厚いです。

外国人でもIT系だけでなく、職人など日本で美容師やパティシエなどをやっていた人も、比較的現地で仕事を見つけやすい印象を受けました。

ドイツの働き方はドイツに行かないとできない?

Kさん

日本の外資系企業にももちろんドイツの会社はありますが、日本の法律で周りがほぼ日本人の環境で働くので、ドイツで働くよりは労働環境が良い可能性は低いと思います。

 

ただし、今すぐ海外で働くのは不安という人は、ドイツ系企業への転職はありです

 

日系企業で働きながらスキマ時間にドイツ語を勉強し、専門知識と熱意が認められ、労働環境の良いドイツ系企業に転職した知人もいます。

「ドイツに急に来るよりは、ステップアップとしても安心な選択だな」と感じました。

 

ドイツで語学学校や大学・大学院など、学校に通うことは考えなかった?

Kさん

わたしの場合は、現地で学校に通うお金と時間がもったいないなと感じて、その選択はしませんでした。

 

学校に通う場合は学生ビザになり、労働が制限されるので、学費や生活費をこちらでまかなうのも難しいという点であきらめました。

 

職種にもよると思いますが、IT系だと仕事探しでも学歴よりも今のスキルが見られて、転職を考えた時にもドイツでの職歴を早く詰んだ方が良いと感じています。

 

ドイツの働き方は本当に日本のメディアが伝えているように良いの?

Kさん

わたしの知る限り、日本の一般的な働き方よりは確実に良いです。

 

国が労働時間に対する管理をしっかりして、周りで働いている同僚も毎日早く帰るので、わたしも休みも満喫しながら効率よく働けて満足しています。

 

もちろん残業も必要な時はしますが、「労働時間貯蓄制度」という仕組みでしっかり管理して、有給休暇などに使えるので、予想していたよりも、ドイツの働き方に満足しています。

 

ドイツの働き方で不満に感じていることや苦労したことは?

Kさん

ドイツでも、外国人として働く場合には国際色豊かな仕事仲間に囲まれることになるので、日本で働いている時より労働時間は減っても、仕事の仕方で迷惑をかけたりかけられたりすることが多いです。

 

苦労しているのは制限なしの労働ビザを取るためにしている、ドイツ語のテスト勉強です…

仕事場でも英語しか使わないので、日本でもっとドイツ語を勉強しておけば良かったと後悔しています。

5. ドイツの働き方は確かに魅力的だがドイツ語の壁は厚い

今回の記事を読んで、ドイツの働き方にもっと興味をもった人も多いと思います。

ドイツは労働環境が良いのに、アメリカやカナダなどと比べると外国人への労働許可も降りやすいので、海外で働く時に候補の国としておすすめです。

 

しかし、日本人にとって難関になるのが「ドイツ語」です。

義務教育では習いませんし、大学で専攻にしていた人や第二外国語で選んだ人以外には、ほとんど馴染みがないですよね。

仕事の専門知識と共にまずは日常会話からドイツ語ができれば、競争相手も少ない中でより良い働き方をできる可能性が高く、ドイツ語は英語よりもお得なスキルとして学ぶ価値があるでしょう!

 

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